Mark Middleton – My Most Favorite Singer

このアーティストだけには特別な思い入れがあるので、特集として記事にしようと思います。参照はWikiです(笑)。一部、補足しました。
ご存知のとおりBlackstreetに在籍していた名シンガーです。
彼には波乱がつきもので、輝かしい実績もありながら、不運な時代も味わうことも多かったようです。

■Debut
1992年、Bruce Saundersのアルバムに後にBlackstreetと一緒に仕事を共にするEric Williamsとバックボーカルとして参加したのが、芸能デビューのようです。
同じ時期にはMike Davisのアルバムにも参加しています。

■BRIK CITI
1994年、MotownからBrik Citiのアルバムをリリースします。

わたしは初めてMarkのソロとしての声を聴くことになります。
そのアルバムではグループでの役割を重視したのか、本来の「我」が出ていないような気がしました。それでもSay U Likeにおけるスムースな歌声には魅了されました。また秘めた実力も垣間見たような気がします。1枚だけで終わってしまったアルバムですが、メジャーリリースとあってそこそこは売れたとは思うのですが、この当時はグループも多く、2枚目をすぐといった勢いはなかったのでしょう。もしくはおきまりのメンバー間でのゴタゴタがあったのかもしれません。

■BLACKSTREET
1996年、Dave Hollister、Levi Littleが去ったBlackstreetは後釜にメンバーとしてEric Williamsが加入します。TeddyからBruce Saudersと一緒にやったやつを紹介しろとなり、Markを呼びます。TeddyはMarkの声に釘付けになったといいます。
そしてMarkがメンバーになったBlackstreet、Another Levelが発売されます。

世界で400万枚以上売れたミリオンセラーアルバムによって、Markの実力はやっと世に知らしめられたのです。
Another Levelの凄さはもうしつこくなるので、あまり書きませんが、普通にソウルを聴き続けたひとにとってNever Gonna Let You Goのファルセットに身震いしたものでしょう。そしてNo Diggityのエンディングで叫ぶ姿や、Lord Is Realの甘い囁きに、とんでもないボーカリストに変貌したと感じました。自分にとっては、もうその存在感たるやChauncyを上回っていたと思います。
1998年、早くもMarkはグループを脱退します。TeddyによればMarkのマネジャーとの金銭問題が脱退に結びついたようです。そのあたりはどうなんでしょう。本人もソロで成功したいという意識もあったのかもしれません。
これから模索の時代が始まります。

■SOLO ACT
1999年、フランスのラッパーVibeとTonight Is The Nightというナンバーをリリース。これはKinberliteというコンピレーションに挿入されています。ここでのMarkはフィーチャリングという立場の元、スムースなコーラスが印象的なナンバーです。YouTubeでビデオを見ることができます
2001年、映画The Brothersでの挿入歌として歴史的なナンバーともいえる(これはソロボーカルとして)”I Do”をレコーディングしました。映画でこのナンバーを知った女性からはマリッジソングとしてこの曲を手にしたいという反響が相次ぎます。しかしながら、サントラには挿入されませんでした。これは契約上の問題があったのかもしれません。
同じ年、やっとというべきか、悲運というべきかソロアルバムの製作になります。Quincy JonesのレーベルQwest Recordsと契約を結びました。
そしてMy Turn,My Timeを製作します。しかしながらQwest Recordsはあえなく消滅。おのずとしてMarkのソロアルバムは残念ながら発売されませんでした。
ほぼ発売寸前まで漕ぎ着けたスタンスで一部プレスされたAdvance盤がこれです。

R&B男性ボーカリストに造詣が深いやまねさんも、絶賛されています。わたしも多数R&B,Soulを聴いてきましたが、こんな素晴らしいアルバムはもう出会えないと思っている程です。それぞれの曲に対しての感想は長くなるので割愛します(笑)。まさしくリアルR&B、普遍的なサウンドに果てしない表現力で作り上げた16曲(1曲はintro)でした。しかしながら正規では発売されなかった為、よりいっそうMarkは芸能活動的には岐路に立たされます。

Markの抜けた後のBlackstreetはTerrell Phillipsを代替えに迎えFinallyをリリースしますが、この時期、TeddyとChaunceyは不仲真っ直中。おそらくまたもや契約上のトラブルでTeddyとの訴訟問題までに発展します。Blackstreetのグループ内ごたごたは永遠続きます。
Teddy Rileyは一旦、Blackstreetの活動を休止させます。GUY IIIのアルバム製作に打ち込みます。ですがGUYも成功しなかったというのが、本当のところです。Teddyは、ソロアルバム製作に打ち込みます。もうグループは散々、人間関係に疲れひとりのほうが自由にできると思ったのでしょうか。しかしTeddyのアルバムはリリースされませんでした。

■LEVEL II
2002年、Teddyはもう一度、Blackstreetをなんとかしたく、Chauncyとの不和を終わらせ、しかもMarkとEricを呼び戻し、Another Levelの布陣に復活させました。Level IIの発売です。

※通常盤です。ロゴがブルーのクリーンバージョンもあります。

私的には大好きなアルバムです。Markもグループとしての役割を大切に、プロに徹しているように思えます。
アルバム後半のバラッドはMarkの独壇場です。BygonesやHow We Doなど、いささか控えめながら、秘めた力強さを感じることのできる素晴らしいボーカルが堪能できます。

■NOW
アルバム製作は現在のところここまで。昨年の来日時ではまたもやBlackstreet最強の布陣になりましたが、喜びもつかの間、昨年末にはEricと脱退しています。
現在はEricと共同のプロダクションをつくり、裏Blackstreetとして世界を行脚中。ドイツのDJ SherryとGet you home 2niteをレコーディングしたようです。果たして、このまま二番煎じでいくのか、それとも新しいユニットでのニューアルバム製作を考えるのか、いや、やはりソロの道を再度歩むのか、まだまだ模索し悩み続けるMarkだったのです。
私的には、この喉を世に知らしめることが少ないことが非常に残念なので、是非、ソロアルバムの製作に邁進して欲しいです。どこか、バックアップしてくれるレーベルないのかな。

Richard Alexander Davis / Lovin’ You Direct

 

UKソウルシンガー、Richard Alexander Davis。巷では好事家達に話題になっているようです。
1stアルバムはわたしも心の中のウォントリストに入れました(笑)。
SherrickのJust Call, Gene RiceのNo One Can Love You Like I Love You,さらにGlenn Jonesまでもカバー。そうです、80’s~90’sの重要ソロボーカリストを完全カバー。これはソウルファンならだまってはいられません。
myspaceで一部、聴くことができました。幾分マイルドな歌唱法ながら豊潤で優しい声に本物を感じさせます。

2ndのLovin’ You Directはオリジナル全10曲。ダンサンブルなナンバーが多いですが、Jeffrey OsborneやJames Ingramなどのブラコンシンガーが好きな方には納得のナンバー目白押し。ブルックリンのシンガー、Will Downingのような喉を持ち、Willの初期作にも似たサウンドです。フェンダーローズなど、楽曲もオールドスタイルで固めているようです。とにかくサウンドが優しいんです。メタボな中年の身体に良さそうな、マクロビオティックのようなサウンドなのです(笑)。
まだ現行とあって音源アップは避けますが、わたしの一押しです。

Rated R / Love and Life

インディソウルを少なからずかじってる方には遅い紹介でしょうか(汗)。噂の1stアルバムTomorrow 2 Yesterdayは、スウィートなナンバーが挿入されたレア盤のようで、入手は困難のようですね。年収が倍になれば、オークションで落とそうと思います(無理)。

このアルバムは昨年にリリースされたもの。メンバーはひとり欠けデュオになったようです。その為か、コーラスワークは期待できません。
しかしながら、熱いボーカルワークはさすが噂どおり。Promisesというナンバーは、このまえ取り上げたLevert IIのような90’sフレイバーな味わい。
フェンダーローズのようなクラシカルなエレピ音がゆらめき、抑えめで始まるボーカルは後半になるにつれて熱くなり、聴く側も紅潮していきます。もう1曲、I Don’t Mindもけっこう歌えてます。
こういうスタイルのR&Bはほんと少なくなってきているので、貴重な存在です。

Blue Feather / Shadow Of The Night

Vinyl,CDとして再発となったオランダのファンクユニットBlue Feather。
ファンクに夢中になった方なら、たいがいこのあたりのレア・ファンクまで触手が伸びることになるが、どれもこれもレア過ぎてYouTubeやDJ氏のコレクションから聞くという術に頼らざるを得ない。しかし、SelectionやこのBlue Featherなんぞは非常にプレス枚数の多い再発に進み、普通に一般の私なんぞにも聴けるという、ありがたい時代になりました。

1981年のLet It OutはキャッチーなUSファンク路線と感じたが、これはまさにEUテイストで、コケティッシュでスノビズムな印象を与えてくれる(笑)。Cool NotesやI-Levelなどが好きな方にはマスト盤だろう。野太いファンクを期待したら肩すかしを食らう。
私的には哀愁ダンサーFunky Nights(題名にも哀愁感漂う(笑))やメロウミディアムAfter Midnight、メロウフローターNever Gonna Let You Goがオススメ。

Bert Robinson / No More Cold Nights

Teddy Pendergrassがこのまえ、若くして亡くなった。現代では到底聴くことのできない、素晴らしいバリトンシンガーだけに、ほんとに悔やまれます。
さてテディペン・フォロワーといえば、私的にはGene Riceを真っ先に思い浮かべるが、意外と候補は多く、その中でもこのBert Robinsonは地声の太さは群を抜いてるのではないかな。
By All Meansのプロデュース活動のスタート地点として、このアルバムがよく取り出されるが、実際には#5のTough Enoughしか制作しておらず、しかもそれ以外の曲のほうが良かったりする。そういう意味では、評論だけを信じず、自分が耳にし、クレジットを見て本当の評価をしていきたい。
では何が凄いのかとなると、やはりスローで聞けるTeddy Pendergrassに極似したバリトンボイスとそのスタイルだろう。一番は#4″Never Gonna Give You Up”でリフするフレーズにはかなり力がこもっており、インパクト大。それに続くナンバーはPeggi Bluとのデュエット作#6″All The Way With You”だろう。また#1″Heart Of Gold”もSaxでGerald Albrightを迎えたブラコン直球作品で素敵だ。One Wayが制作した#11″Still Waiting”もラストにふさわしい。

Audio clip: Adobe Flash Player (version 9 or above) is required to play this audio clip. Download the latest version here. You also need to have JavaScript enabled in your browser.